若かりし頃の反省です　笑

いつもお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

人にはそれぞれ楽しみ方
というのがあって。

ずいぶん昔の話。
とあるご夫婦がいました。
二人は仕事を一緒にされていて
ご主人は破天荒、奥様はとても
静かな方。
旦那様の仕事での破天荒っぷりを見て
意見を言う事も、制する事もなく
微笑みを持って見ておられました。

当時の私は、それは自分を抑えて
自分を偽って、言いたい事を我慢して
ご主人に従っているんだろうなと
思っていました。

そのご夫婦は、当時、私が勤めていた
会社の外注をされていたので、
一緒に仕事をし、打ち上げなんかも
一緒に行っていました。

そんな時はみんな無礼講です。
はしゃいでいます。
当然、あのご主人はいつも以上に
盛り上がっています。
盛り上げてもくれています。
しかし、奥様はいつものように
黙って、歌う事もなく、ジュースを
飲みながら座っているだけ。

どんどん、夜が更けますが、みんな
盛り上がっています。
私も盛り上がっていますが、そろそろ
帰りたいという気持ちにも。
だって、明日も仕事だし。
なので、先に帰る事にしました。
女性が私とあの奥様だけだったので
奥様が今の状態で、一人になったら
きついだろうな、と思い
「一緒に帰りましょう！」とタクシーに。

あのどんちゃん騒ぎに中に、
このおとなしい奥様。
さぞや疲れて、げんなりしているだろう
と思っていましたので、
「お疲れでしょう？あんな騒ぎの中で」
と話しかけ、同意の言葉が返ってくると
思っていたのですが、意外な返事が。

「私はいつもあんな感じなんです。
それで楽しいんです。
主人が楽しそうにしているのを
見ているのが楽しいんです」
と、これまた、愛おしそうな目をして
おっしゃった。

ひ〜〜〜〜〜！
私は大変な事をしてしまった！と
大反省モード。
勝手な私の思い込みで、奥様は辛いだろう
と、あの場から連れ出してしまった。
奥様は優しいので、私の気持ちも察して
一緒に帰ってくれたのでしょう。

旦那さんの破天荒な振る舞いに奥様は
振り回されて、我慢している。
という、完全な私の勝手な思い込み。
タクシーの中で、改めて奥様の言葉と
眼差しを見た時に、それはハッキリと
わかりました。

とんでもないお節介だった！

人の人生の楽しみ方は人それぞれ。
それを痛感。
ついつい、あれは良くて、これはダメ。
と自分の価値観で決めつけてしまいがち
なのですが、本当のところ良し悪しでは
無いんですよね。

自分の幸せ、充実感は、自分でしか
決められませんものね。

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