真夏に一服の清涼剤

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

心霊現象怖い方は、読まない方がいいかな〜？

昔あった、怖い話し。
小学校５〜６年生の頃だったと思います。当時の家は２階建ての１軒屋。夕方で暗くなりはじめた頃、私は2階の部屋にいました。勉強机に向かって、多分、宿題をしていたと思います。隣の部屋は両親の寝室で、私の部屋とその部屋との間は引き戸があり、その日はそこを開け放って風を通していました。引き戸に並行するように母の鏡台が置いてあり、机に向かっている私が振り向くと椅子の部分を見る事ができました。

宿題をやっていたかどうかは定かではありませんが^^;
宿題をやっていたかどうかは実は定かではありませんが^^;とにかく、何かに夢中になっていて、何となく後ろで誰かが居るような気配を感じました。母が鏡台に座っているのだろう、と思ったのですが『ん？階段を上がってきたっけ？』と疑問が。気づかなかっただけだろうか？いやそれにしても・・・と子供ながらにあれこれと考えを巡らせました。気配は感じる。気のせいだろうか？振り向きたい、でも、怖いから振り向けない！でも気になる！思い切って後ろを振り向き、鏡台の方に目をやりました。

すると・・・

母がいるはずの空間に母はおらず、ただ、振り返った瞬間「たたたっ」と小走りする感じの気配と共に、踵をかえす「ふくらはぎ」だけが目に入り、すぐに消えてゆきました。

何？何？

体は見えませんでしたが、明らかに女の人の「ふくらはぎ」とわかりました。母ではない！今のは何だ？そしてなぜ女の人とわかる？としばし呆然としていたら、今度は「ヒタヒタヒタ・・・」と子供が走るような気配。

え？と音の方に目を向けると、両親の寝室の奥の方に「短パンに裸足の男の子の足」が見え、その向こうに「スーツを来た男性」の足が見えました。そしてその二人は押入れの方向へスーッと消え・・・

きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！

と、ここで悲鳴を上げるべき所ですが、こまっしゃくれがガギだった私は「なぜ？」に気を取られ考え込んでしまいました（笑）

後にも先にも、心霊現象らしき体験はこの1回です。以降、特に家の中で怪現象は起こらず、だれかが祟られた気配もありません。

見えたのは足の一部分だけだったのに、その人の全体像がわかったのが本当に不思議で不思議で。女の人はともかく、ラフな格好の短パンに裸足の男の子とスーツの男の人っていう組み合わせがアンバランス。なぜ一緒にいる？いろんな疑問がわいてきました。これが幽霊に遭遇するという事なのでしょうか？おまけに怖いという感覚は無かったので、本当に心霊現象なのか？本当に私は見たのか？それすらも疑問で、今でもこの光景は鮮明に覚えています。

いったい、あれは何だったのでしょうねぇ。

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