人は変わる

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

昨日の話に関連していますが。
知人に見えない世界の人の声が聞こえる、という人が居ます。その人は、声が聞こえるからと言って、えらそうになったり、奢ったりせず、まっとう（？）に暮らしています。聞こえる力を使って、依頼されずとも、その場を浄化したり、上に上がれない霊に遭遇すると、必要に応じて天に返しているそうです。

その方は、小学生の頃から右肩に”ある人”が乗っていて、色々と相談にのってくれていたそうです。いつも居る訳ではなく、時々、どこかに行ってしまったりはするものの、定期的にその人の所に戻ってきて話をしていたとの事。そうやって相談しながら生活をしていたので、小学生の頃は、誰の方にも”ある人”が乗っていると思っていたそうです。

すこし大きくなって、自分にしか”ある人”が乗っていない事を知った時。

相当の衝撃だったようです（笑）自分に起こる事は、他人にも起こっていると思うものですが、内容を話してみないとわからないもの。世の中の誰もが、右肩に相談役を乗っけていたら、これほど心強い事はありませんが、そういう人は稀です。

右肩の”ある人”は大人になっても右肩にいたそうですが、不思議の世界が好きなその方、ある日”ある人”の存在を感知する人に出会ったそうです。その人はもっといろんな物が視えるので、”ある人”についての見解を聞いてみたそうです。すると、それは良くないものだから、そのうちあなたを乗っ取るようになるから、今のうちに天に帰ってもらった方がいい、と。

それまで親友くらいに思っていた”ある人”が悪いものだった・・・。これまた衝撃を受けたその人は、あれだけいろんな事が視える人が言うのだから、間違いない！と、右肩の”ある人”を天に返してもらったそうです。いつものように、その人の元を離れ、戻ってこない時に天に上げてもらったそうなので、涙の別れ、という感じではなかったようですが、居たものが居なくなるというのは、やっぱり気が抜けたそうです。

右肩の”ある人”が居なくなって、自分の聞こえたり視えたりする能力が消えてしまうのだろうと思ったら、そうではなく。
もっとパワフルになって、最初に書いた通り、浄化したり、未成仏の人を（必要に応じて）天に返したりしている模様。今までは相談をしていたけど、今は自分の責任でやろう、と思っているそうです。

”ある人”が居なくなって封印された能力が解放されたのか？はたまた”自分の責任で”と思った事で、自分の意志に芯が通り、能力が解放されたのか？

私は後者じゃないかな？と思います。自分の責任でやろう、と思った瞬間『自分の好きにやっちゃえ！やっていいんだ！』という”真の自由”のスイッチが入ったように思います。実際、その方、楽しそうに、誰に許可を得るでもなく、誰に責任をおしつける訳でもなく、のびのびといろんな事をされています。

寄り添うもの、頼るものが無くなった時（一時の焦燥感があるかもしれませんが）、人って強くなるんですね。

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