盆踊り

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

一昨年、郡上踊りに参加して以来、久々の盆踊り。

踊るの楽しい。盆ダンス楽しい！

昨年から始まった、広島の夏イベント＜ひろしま盆ダンス＞に参加。

〜〜〜＜広島盆ダンス＞とは〜〜〜〜〜〜〜〜
復興に向け歩む1946年8月7日、現在の旧広島市民球場跡地で中国新聞社主催のもと行われた「戦災供養盆踊大会」。戦災者の供養、そして戦後の復興と平和を誓ったその祭りは、広島市民の熱気に溢れていました。
「ひろしま盆ダンス」は、世代や国境を越えて当時の想いや記憶、歴史を語り継ぐための新しい夏祭りとしてスタートしました。また、多くの広島県民が移住したハワイや南北アメリカ大陸で日系文化ともなった盆踊り『Bon Dance』の楽しさを見直し、広島と世界とのつながりを体感する国際交流イベントです。
〜〜〜以上、ひろしま盆ダンスHPの説明〜〜〜

盆踊りと言えば、子供の頃は、堂々と夜遅くまで遊べる貴重な時間として楽しみにしていました。夜にお友達と待ち合わせ。待ち合わせをせずとも会場に行けば会える、とかね。行けば片思いの人に会えるかも♡なんて、邪な気持ちも多分にありましたけど（笑）

広島は田舎だし、今みたいに情報をサクッと検索できる時代に育っていなかったので、当時は町内の＜盆踊り＞や＜神社の秋祭り＞が貴重なイベントでした。

大昔（江戸時代とかその前とか）の人は、もっと、この＜盆踊り＞というか＜夏祭り＞が貴重なイベントだったと思います。唯一のイベントだったでしょうね。バレンタインデーやホワイトデーやクリスマスなどは無かったですし。盆おどりの発祥説はいろいろありますが、とにかく楽しく歌って踊って発散する事ができるのは、この時だけだったはず。

輪になってぐるぐる回って踊っていると、一種のトランス状態になったりするんでしょうね。ちょっとした乱交パーティ状態になっていたとか。昔の人の方が性におおらかだったので、その状態を＜悪い＞という認識は無かったと思うのです。だって、それをひっくるめて全員総意の元、一年に一度、唯一の大パーティですから。

性におおらか、というので思い出しましたが、昔は＜筆おろし＞はその村の未亡人の役目だったとか。未亡人がOKの時にちょいとふすまを開けておいて、そこへチェーリーボーイが夜這いをかけ、夜の営みの手ほどきを受ける、と。（これも夏祭り時に多かったのではないかと思いますが…。）未亡人も欲求不満解消！チェリーボーイもテクを磨けるという、素晴らしい制度？しきたり？があったそうです。

今だったら、大問題になりそうですけど（笑）結局、昔の人は意識が高かったのか？それとも野蛮だったのか？なんとも判断しづらいですが＜執着＞というものがそんなに無かったのだと思います。愛だの恋だのに執着する間も無く、昨日の事に執着してる間もなく、生きる事に必死。命を繋ぐ事に必死。余裕がなかったのかもしれません。いや、無かったのです。

豊かになった日本には、盆踊りは年中行事の中のひとつに埋もれていますが、踊り始めると、どこか”血湧き肉躍る”感が出てくるのは、貧しい頃のDNAは蘇るのでしょうかね？笑

とりとめも無い話になってしまいましたが。大昔の人々は盆踊りに非日常、超現実離れを感じていたのでしょう。その頃に思いを馳せ、豊かになった日本の文化文明、非日常を体験できる場所やイベントがたくさんある今の幸せを、しっかりと噛み締めてしまいました。

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