キャップは常に

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運命学鑑定書には陰占という部分と、陽占という部分があります。陰占は潜在意識、陽占は顕在意識、と例えられます。潜在意識とは何か？簡単に言うと無意識にやってしまう事。顕在意識とは自分の頭で考えている事、心で思っている事。

では陰占で何を観る事ができるのか？自分の望む、望まないに関わらず現実として起こる事が書かれています。陽占では、自分が大切にしている思い、理解してもらいたいと思う事、希望して行動する事が書かれてます。まさに現実の世界はそんな感じで、自分はAの事をしたい、と望んでいても、現実にはBという現象が起こってしまいます。

Bの事が許容範囲や想定内であれば、さほど動揺はしませんが『え？そうなる訳？』と考えもしなかった事、あるいは、それだけは勘弁！と思うような事が起こると、心が動揺してしまいます。動揺する事で自分の心が学習できたり強くなったりするので、潜在意識と顕在意識のギャップがある事は、変化を望む人間の宿命です。しかし、あまりにギャップが大きい、想定範囲外が多すぎる！という事になると、心が疲弊して立ち直れなくなってしまうかもしれません。

ある程度人生をやってきて、自己分析ができると『あー、やっぱこうなるか』と諦めというか慣れみたいな感覚が持てるようになり、そんなに動揺する事も無くなってきますが、年若い頃であれば、いちいち『なんでだよ＝＝＝！』と叫ばずにはいられません。

陰占と陽占はまさに『現実と理想』の事が書いてあります。結局、現実と理想のギャップの大きさによって悩みや苦しみの度合いも違ってきます。陰占と陽占の内容が似ている方であれば、ギャップに悩む事も少なく、自分の理想とする事を成し遂げていかれるでしょうが、ギャップが激しい方は、何かしら、いつもギャップに悩む事になるので、そこに氣を取られ、なかなか前に進めないという事になります。その可能性が大きいです。

これが一人の人の中で行われるだけなら良いですが、相手のある事だと、またややこしくなります。例えばパートナーに望むもの、こういうタイプが好き、こういう資質を持った人に惹かれる、という思いがあります。（これも陽占に書いてあります）理想のタイプを探し、見つけた時、やったぁ！となりますが、理想は理想です。実際につきあってみると、現実として起こる事が『思ってたのと違う・・・』という事も、多々、多々、多々！あります（笑）現実と理想のギャップです。

好きだけど、現実が伴わない。よくある事ですが、これも鑑定書を見比べてみると『なるほどね』という相性な事もよくあります。相性の噛み合わないモノはしょうがない（笑）しょうがないですが、心地よく過ごす為に対策を練る事は、関係を良好に保つために必要な事です。その人との付き合い方はありますから、それを駆使して関係をバランス良くする事は大切です。（場合によっては、保つ必要もないですが）

理想と現実は常にギャップがあります。その差を埋める手段の一つとして、運命学を検討していただければ幸いです。

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