成りたいから

いつもお立ち良り頂き、ありがとうございます。

人間誰でも、生まれてくる時も死にゆく時も１人です。これは、人間が孤独で寂しい、という事ではなく、そういう一面があるという事。もちろん、助け合う事が集団で生きるという事ですし、それをしないと生きていけない。でも、だからと言って、何もかも１人ではできない、という訳ではありません。

何なら、１人で会話だってできます。自問自答というやつです。相手が居ないとできない、と思っている事でも、自分ひとりでできてしまったりします。

この行為を、寂しい事ととるか、芯が強いととるか、これはその時の状況にもよりますし、受け取った人の人格や環境によります。１人でする事を”寂しい”と定義しているならそうです。自分が一人ぼっちで寂しかった、と思う人は、１人で居る事は寂しい、１人で何かをするのは寂しい、と定義づけるでしょう。１人でいる事を特に寂しいとも思わない人にとっては、１人で居る事も、何かするにしても、とても日常的で、人と一緒にいるより、気持ちの落ち着く事かもしれません。

要は、自分の気持が満たされていれば、１人で居ようと複数で居ようと、寂しいという気持ちはわいてきません。

【お一人様】というカテゴリーが生まれ、１人で過ごす事が特に変な行為ではない、という事が浸透し、＜群れない事＞が市民権を得てきましたが、それでも、なんだかね【孤独は悪】という風潮があります。本当にそうなのかな？と思います。

もちろん、孤独が故に精神のバランスを崩して、人に迷惑をかける、犯罪に走る、というのは好ましくない状況です。なので＜孤独＝悪＞と捉えても良いでしょう。でも、１人で居る事、孤独に作業する事は決して悪では無いわけですよ。集中したい時は誰もそばに居てほしくないですからね。

人が居ないとできない、と思っていた事も、やってみると意外に１人でできる事もあります。１人でできてしまった時、それを寂しい事と思うか、自分をたくましいとか誇らしいと思うか？

どう捉えても、その方の感性なので良いとは思うのですが、あえて言うならば、自分を寂しい人にしたいのなら”寂しい”という感想で良いでしょうし、自分を楽しい人にしたいのなら”たくましい、誇らしい”と捉えれば良いでしょう。成りたい自分になる方を選択すればよいのです。どちらを選択したとしても、何かしら自分にメリットがあるのは確かです。人間の脳はメリットのある事しかしませんから。

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