行ったり来たりすれ違い

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

映画「億男」、テレビでやるのね！と勇んで録画し観たのですが、あら？この内容知ってる・・・。佐藤健クンと高橋一生クンが出演、という事でしたので勇んで映画館へ行ったのをすっかり忘れてました（笑）それでも、この話は「お金って何？」と問いかける作品でもあるので、もう一度、観ました。

お金をどういう風に見ればいいか？どういう距離感で扱えばいいか？ここ１〜２年、お金に向き合ってみよう！と、事あるごとに考えています。なので「億男」も参考にしよう、と公開当時、観に行った訳です。。その時は、この映画が言いたい”お金”についての事は、なんとなーく、わかった気がしました。

今回、もう一度観て、一番、心にひっかかったのは競馬場での場面。佐藤健クンが高橋一生クンを探すために、競馬場のVIP室で大金を掛ける大金持ちの男（北村一輝さん）を訪ねて行ったら、お前も掛けてみろ、金は貸してやる、とけしかけられ競馬をやります。勝ったり負けたりで大金がどんどん動き、最終的に大負け。しかし、佐藤くんには返すお金が無い。青ざめていると、大金持ちの男は「最初から、お前らの分なんか、掛けてないよ」と。そして「お金っていうのはそういうモノ。今、お前の目の前を行ったり来たりしたものがお金だ」というような事を言います。

なるほどね〜〜〜。

実際はお金は動いていない（掛けていない）から、本来ならば、勝ったの負けたので一喜一憂するはずは無いのに、自分のお金が増えたり減ったりした！と思い込んでいたら一喜一憂できる。自分の思い込みによって振り回されるのがお金、という事だと私は解釈しました。

この映画の最後では、お金を重くするのも軽くするのも人の考え方次第。お金がある無しにかかわらず「変わらない気持ち」もあるし、お金があっても手に入らないものもある。無くても手に入るものもある。主人公は大金が手に入っても、自分の一番大切なもの【家族】は取り戻せなかったのです。結局、お金の有る無しは脇に置いて、家族に対する思いを込めた行動をしたら、良い兆しが見えた、という所で映画は終わります。

お金との付き合い方は難しいです。私にとっては難題です。ついつい、振り回されてしまうので。お金があってもなくても変わらない信頼関係、自分は幸せだという思い、自分を卑下する事無く、むしろ称えるくらいの気持ちを持てれば、お金に振り回される事も、随分減るのかも、と思います。

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