今後の勇気に

いつもお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

驚きと感動を味わいました。
ご本人に許可を頂いたので
シェアさせて頂きます。

教師をされていたお母さんと
その息子さんのお話。
お母さんは80代。
ずっと教師をしてこられ、無事に
定年を迎えて、悠々自適に
過ごされていたそうです。

このお母さんが教師をされていた頃は
教師が教師としていられた時代。
生徒にも父兄ににも一目置かれ
尊敬をされていた時代です。
ご自身も勉強をし、順調に教職につき
生徒を愛し、生徒に尊敬され
充実した教師生活を送られていたようです。
（息子さんの語りですから）結婚もされ
家庭も持たれ、孫にも恵まれて
順風満帆な現役人生。
そして、定年後は家でゆっくり暮らす。

理想的ですね。

とても理想的に見えますが、ある時
お母さんに痴呆症と鬱病がいっぺんに
襲ってきたそうです。
痴呆だけでも大変なのに、加えてウツ。
息子さんいわくお母さんの目は息子を
見る目では無かった。
と涙ぐまれていたので、相当大変な
状況だったのだとお察しします。

そんな状態になって、息子さんも
色々と考えた挙げ句、お母さんに
進言したそうです。

「お母さん、ちょっと厳しい事を
言うけど・・・
これは、お母さんにとって初めての
挫折だね」

それを聞いたお母さんが「はっ！」と
なったそうです。

今まで順調に歩いて来た人生。
ですが、年と共に、変わっていきます。
若い頃のように、昔のように、頭も体も
動かなくなってきます。
昔のようにシャープに動く事が
出来なくなります。
じわじわとやってくる”老い”
それがお母さんの挫折。
それが、お母さんの体調を崩した。

人生を順調にやってきて、この年になって
やってきた人生初の挫折。
現役を引退してからの挫折。
そこまで順調だったのに、そこで挫折を
味わうんだ・・・と驚きました。

そして更に驚いたのが、息子の進言に
「はっ！」となったお母さんは、その後
生気を取り戻されたそうです。
自分の生きがいを見つけ、ハリのある
人生を送られているとの事。

そう語る息子さんの目は潤んでいました。
今だに涙が出るようです。
本当に苦しかった様子が伺えます。

人生は平等だと改めて思いました。
同じように挫折や失敗はやってきます。
人生、どこかでそれを学ぶ時があり
その時期は人それぞれ。
順調なあの人のあれが羨ましいとか
これが羨ましい、とか・・・
無いですね。

必要なのは”それを乗り越えよう！”
とする、自分の意思力だけ。

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