落ち着き場所

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

「欲をかくとロクな事が無い」というのが、ここ最近の私のテーマでした。自分が過ぎた望み、いや”欲望”という名の感情にコントロールされた時、話がなんだか変な方向に行ってしまいます。実感としてそう思います。

自分の中で、どうしても納得できない気持ちがあり悶々とした気持ちの持っていきどころが無く、それを持て余していました。1年近く手放せない想いに「いーかげんに手放せよぉ」と自分に問いかけたのですが、どうも喉に小骨が引っかかっているような感じで、気持ちがスッキリしませんでした。

ですが、気がついたのです。自分の望み、体験したかった事がすでに体験できていたという事。そうなればいいなぁ、という夢があり、実はそれは達成できていたという事実に気がついたのです。そして、気持ちがスッキリしないのは、それ以上の部分を体験したいと思っていたから。それは、本当の自分は望んでいない事なのに、社会的なものに影響され、思考で「それが欲しい！」と思っていて、それを達成できなかった自分を「くやしい！」と思っていたから、気持ちが悶々としていたのです。

私の持っている性質が【どんどん目標を立て達成し、高みを目指していくタイプ】であれば、同じフィールドで１つの目標を達成したら、フェーズを上げて次の目標、という風にやっていくのでしょうが、そもそも私は「いっちょ噛み」「ちょっとだけ体験」「広く、たくさんの経験」を望むタイプです。運命学の鑑定からも、その方が満足度が高い人生が送れるという結果が出ています。なので深いとか高い体験より、広く浅くなのです。

その性質を思い出したら、そのフィールドでの自分の目標が達成してたのか〜と満足感がふつふつと湧き上がり、あれほど、悔しいという気持ちがぬぐいきれず悶々としていたのですが、すっかり満足感に変わってしまいました。できなくて駄目な自分、という自分へのダメ出しから、目標達成したできる自分へと気持ちも逆転。そうやって心が満足して気持ちに余裕が出てくると”最初の目標”以上の体験を望んでいるならば、フィールドを変えてでないと体験ができないのだな、という事にも気づきました。

ここ1年、あの手この手で気持の落とし所を探していたのですが、やっと腑に落とす事ができました。それもこれも朝ドラ「スカーレット」のあるセリフに自分の気持がリンクし「それでいいのか・・・」と。頭のどこかで「そんな事で満足してはいけない」と思っていたのだと思います。ですがセリフを聞いて「それで満足してもいいんだ」と許されたような気持ちに。

その時、実はすでに大満足して感謝の気持ちでいっぱいだったという「本来の自分」の気持ちにやっと気付けました。そうしたら涙がポロポロ。苦しかったのは、それ以上の事を望もうと背伸びをしていたからでした。

わかりやすく言うと・・・お腹いっぱいなのに、まだ詰め込もうとして苦しかっただけだったんです（笑）

人に個性があるように、欲しいモノというのも人それぞれ。ファッションは流行りに合わせて良いけれど、自分が本当に欲しいもの、体験したい事というのは、流行りに合わせてはなりませぬ！（笑）どんな時代に在っても、どんな状況に在っても、本当の自分が望む望みを叶え続けてあげる。それが自分を満たす事に繋がるのだ、と改めて思った師走。年内に1年葛藤した思いの落ち着き場所が見つかってよかった！（笑）

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