陰占　３　基本の性質

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

日干では、無意識の行動や思考のクセが観える、と運命学では位置づけています。言い方を変えると、本人は知らないけど周囲の人は百も承知！という事実。例えば、ウソをつこうとした時、必ず右を向くよね、とか。推理小説などで使われるフレーズですが、身近な人にもこういう事を感じる時はあると思います。思考のクセで言えば「周りがAと言ったから、この人は絶対Bの方に行くよね。いっつもそうだもん」みたいな。日干は本人が無意識のうちに起こってしまう現実、というところを表しています。

運命学を学んで私が感じたのは、人というのは無意識に相手の”日干”を感じているのでは？と思います。そこを感じて、気が合うとか合わないとか、無意識に防衛してしまうとか。そういう行動を取っているのでは？と思うのです。

日干とは、ここ（赤枠）に書いてある干支です。

ざっくりとイメージをお伝えします。

甲・乙・・・木の性質
丙・丁・・・火の性質
戊・己・・・土の性質
庚・辛・・・金の性質
壬・癸・・・水の性質

運命学や陰陽五行を考案した昔の人々は、宇宙には目に見えない５つの”氣”があると考えたそうです。
・守備本能（危険などから身を守る）
・伝達本能（自分の意思を伝えようとする）
・引力本能（人をひきつけたい）
・攻撃本能（相手を攻撃したい　攻撃→人間の前進する力）
・習得本能（知識を吸収したい、学びたい）

この５つの気を自然界のエレメント（物質）に例えました。

守備本能＝木の性質
伝達本能＝火の性質
引力本能＝土の性質
攻撃本能＝金の性質
取得本能＝水の性質

なぜ、そのように分類したか？イメージしたか？
以下は、以前の記事で書いたものをもう一度、記しています。

守備本能＝木の性質
木の性質がなぜ”守る”なのか？今でも自然保護の観点から言われていますが、樹木がある事によって山や自然を守っています。社会科の時間で習った『防風林』樹木がある事で、風から地域を守ります。樹木が守り、地域の平和を維持するイメージです。

伝達本能＝火の性質
火の性質がなぜ”伝える”なのか？火に当たれば熱が伝わります。伝わった熱で温まります。熱だけでなく、火そのものもどんどん伝わっていきます。（燃え広がると言いましょうか）

引力本能＝土の性質
土の性質が”引き寄せ”というのは？見ての通り、土（土地）は動きません。埋め立ての時のように、人に運ばれば動きますが、土地というものはその場を動きません。向こうからこっちにやってきます。鳥や虫や草木の種etc.土地が豊かになれば人も寄ってきますね。

攻撃本能＝金の性質
金の性質が”攻める”のはなぜか？金と書いてありますが、鉱物全ぱん。鉱物から作られる斧で町を切り開く。攻めていく、チャレンジしていく。貴金属で見を固める時、人の心理は
どうでしょう？貴金属、パワーストーンなどの力を借りて、なんとしても物事を成功させたい。攻めてますね〜。チャレンジするイメージですね〜。

取得本能＝水の性質
水はなぜ習得なのか？今のような科学が無かった昔でも水が何でも覚えている、という事を知っていたのですね。水の記憶。流れる水がその旅路の間に、色々な情報を吸収しているイメージ。

これらをベースに、更に陰陽に分類し、十干として表し、個々の性質としてイメージを膨らませてくれています。つまり、自然の性質を人の性質に当てはめる、人も自然も同じである、自然の中に人を観ようとしたのが、運命学なのです。

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