意外にベース

いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。

鑑定書の陽占に運氣が記されています。以前も書きましたが、これは運氣と同時にその方の考え方や性格、性質が記されています。青丸の部分です。

これでまた、自分の中の性質が増えていくので「いったいどれが私？！」と思うでしょうが、全部、自分自身です。いろんな局面やタイミングによって、いろんな自分が出てきます。自分というのはひとことでは語れないですね。

向かって左の青丸、ここは晩年の運氣を記してありますが、ここの性質は自分が自覚できるものとして影響力が大きいです。この部分は動物占いに使われています。

＜十二大従星＞と呼ばれる星が配置されます。星の種類は全部で12コ。人間の一生を表現している星です。図の例は＜天極星＞が入っています。この星は”死人”の場所に当たる星です。死んだ直後の死人というイメージです。どういうイメージでしょうか？死んだばっかりだと、死の実感はありません。ちょうど、あの世とこの世の境目に居る感じです。死を体験して、少し悟りを得つつ、魂だけの世界に旅立つ準備をしている状態です。

これを持つ方の性質として現れる場合、少し現実離れした考え方や物の見方をします。欲があまり無く、束縛されない生き方を好みます。まぁ、やっと肉体から魂だけという姿に開放された訳ですから、そういう意味からも自由を好む性質は現れるのでしょう。動物占いで言うと【ゾウ】。悠々自適で衣食住には困らないという特徴があります。

似たような性質で天胡星があります。こちらは病人のイメージです。これを持っているからと言って、病弱とか病気で寝ついてしまう、という事はありません。病人というのは体を動かせない（治療のために寝ている）が考える事はできる、というイメージから、現実世界に現れる性質としては、頭での競争は得意だけど、実質的な戦いは不得意、肉体的な労働の時、十分に力が発揮されない事もあります。

動物占いでは＜コアラ＞。どこか可愛らしい、かまってあげたくなる魅力を持っています。目に見えないものを感じる力が強かったり、時間と場所を超えた世界で考える事も多く、夢やロマン、空想が大好物。この方も悠々自適で無邪気であればあるほど、周囲から助けられます。現実離れしているので、お金儲けが下手。利害関係のある取り引きも苦手。逆に美意識や感性を生かせる場所であれば活躍できます。

動物占いのコアラの人は変わりもの、と聞いた事があります。病人も半分はあっちへ行ったような状態。天極も死人で、完全に肉体を脱ぎ、あっちへ行った人、というところが【浮世離れ】という性格をかもしだすのでしょうね。

ちなみに、この２つの星、晩年は後輩に好かれ、助けられ、楽しい生活を送れるという特徴も似ています。

ここの場所（青の丸）にある星は、意外に人生のベースに活きているので、知っておくと自分の身の振り方がわかって良いです。

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